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2019年8月19日 (月)

夏の東北旅行の報告

夏休みといえば比較的長期の休みになるのでいつも一泊二日か二泊三日で行っている旅行ももう少し長期の旅行ができる
という事で、今年は東北地方の三陸海岸を中心に旅行を計画した。
残念なことに台風10号の影響で天気がいまいちで残念な写真になったのもあるが、まぁ台風の直接の影響で飛行機が欠航に
なったりしなかったのは良かったですね。今回の旅をGPSで記録したのがこの地図で、空港に到着してから出発するまでの
地上移動+歩いて観光記録で、車だけでも約1260kmも走行している。
Map

宿泊場所は、気仙沼・遠野・久慈・八戸の4泊で、今回のレンタカーはプリウスでガソリンはトータルで50Lだったので
25km/Lの燃費は立派。(エコ走行でもないしエアコンフルに使っていて)

さてここからは行程に従って写真に簡単な解説をつけて報告をしていきます。

◆今回は長期でもあるし、夏価格で駐車場も高いし公共交通機関でも間に合うフライトスケジュールなので電車+連絡バス
 で空港に向かう。空港に到着しJALラウンジでおにぎり朝食を食べながら撮影した機材はオリンピック仕様。
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◆そして搭乗口へ。山形へはJ-AIRのERJ-190の小型機でバス搭乗になる33番ゲート
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◆天気もよく離陸動画を撮影。北への飛行なのでC滑走路を海に向かっての離陸でD滑走路を見ながら左ターン。

◆飛行中も天気が良く地上風景を眺めながらの飛行でスキー場のある山を撮影。どこの山かははっきりわからないが時間
 から考えると那須岳の付近のよう。 近くの親子の会話では『東京の北なので北アルプスに決まり!』らしい(笑)
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◆山形はタイムテーブルでも1時間であっという間に着陸時間で、いつものように動画を撮影。着陸して滑走路で
 Uターンしてスポットまでを撮影してみた。

◆空港でレンタカーをピックアップし最初は松島が良く見える松島四大観と言われる大高森の展望台で松島を撮影。
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◆次はすぐ近くの嵯峨渓に行くつもりが場所を間違え嵯峨見台に来てしまう。展望台の手前には観音様がありお参り。
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◆展望台からは岩の島々が眺められたが嵯峨見台の名前ですが、嵯峨渓は確認できない。
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◆次は牡鹿半島の先端の御番所公園に行く予定で昼食場所を探しながら走るがほとんどなく、やっと出てきたところに入り
 海鮮丼を注文する。 鯨定食も考えたが鯨だけではと思い海鮮丼にしたが、鯨も2切れ入っていてGood!
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◆昼食後に御番所公園に向かう途中に月浦という展望台があった。ここから1800年代に遣欧施設が出航した所との事
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◆そして御番所公園は牡鹿半島の先端ですぐ先には金華山があり、その先は金華山沖で漁場として豊かな所
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◆残りは三陸海岸をドライブしながら宿泊地の気仙沼へ向かう。途中に神割崎という奇石のある場所があるので立ち寄り。
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ホテルに到着し荷物を整理し夕食場所を探すがお盆の近くで休業が多く結局はスーパーで出来合いの弁当で済ます。

◆今日は気仙沼駅の探検から。気仙沼付近は震災復旧で鉄路がBRTに転換されていて表示板もBRTと列車のコラボになって
 いますが、朝早くて出ていなかったので前夜に撮影したもの。
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◆BRTはこの写真のように鉄路が残されているがガードレールの向こう側のBRTの路面が迫ってきていて鉄路は使われない。
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◆そして徐々に高さが上がり、鉄路を奪うようにプラットホームにつながっている。
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◆今日は三陸海岸を離れ内陸の平泉方面を観光する予定ですが、まずは近くの大島の有名な展望ができる龍舞崎に行く。
 雨模様で海も少し荒れているが岩の荒々しい景色が眺められる。
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◆すぐ近くの唐桑半島には奇石の巨釜・半造のエリアがあり岩に囲まれた湾が眺められる
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◆そして一番有名なのは折石で一本の岩がそそり立つ様子は圧巻。平成の大地震では影響がなくそれ以前の地震で先頭が
 3mくらい折れたという事で、折石といわれているそうです。
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◆次は内陸の平泉に移動しますが釜石の町中を通らず陸前高田を経由していくことにし、奇跡の一本松が通り道からも
 見えたので写真に収める。
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◆平泉では2つの見どころがある。一つ目は毛越寺で池を中心としたお堂が建っていた場所で本堂はこれ
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◆真ん中の池に写る景色が有名で、池は穏やかなので映り込みで上下対象の景色
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◆お堂もいくつか残っていて、ここは常行堂だったはず。
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◆池の反対には出島と地中立石という荒磯の風情を表現した場所がある
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◆お昼は茶屋があり、外にもいすがあるけどそばはテーブルのほうが良いし暑いので店内に入る
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◆食べたのは「うどん」と「そば」の相盛りでさっぱりと
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◆次はメインの中尊寺で駐車場から最大の見どころの金色堂まではそこそこの距離を歩くことになるがこういう
 雰囲気の道で森林浴をしながら歩く
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◆そして中尊寺の本堂につくと青空も見えてきていい感じ
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◆金色堂は覆堂の中にあり当然のことながら中は撮影禁止なので外からのみ撮影で、中は絢爛豪華で見る価値ある所
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◆ぐるっと回って帰る途中に木々の間から差し込む日差しがとても変わった感じでよかったので撮影。
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平泉からは東北自動車道から釜石自動車道で一気にワープして宿泊場所の遠野に移動して観光する計画でしたが、東北
自動車道は渋滞で思ったより時間がかかり、ホテル到着した時は名物の「かたりべの民話」の時間になってしまったので
そのままホテルでまったり。 

◆今晩の宿は夕食付なのでホテルで食べるが前菜だけ紹介。
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◆一夜明けて遠野の観光。まず最初はホテルの窓から見えていた裏山にある南部神社にお参り。本堂はそこそこ大きく立派
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◆本堂にお参りしてふと横の斜面を見ると何か動いている。ズームして撮影し中央部分を切り取ったのがこの写真で
 天然記念のニホンカモシカの親子のようである。町中の普通のところで見かけるなんてラッキーかも
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◆頂上の展望台で遠野の町を眺めたあとは五百羅漢さまがいる谷間に向かう。そこは苔むしていて雰囲気がありそう
 なので数台ある駐車場に車をおいて入り口から登ると、最初は木製の橋がある
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◆ごろごろの岩の間を登っていくと苔むした羅漢様があらわれる
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◆羅漢様といっても岩に線で掘った羅漢様でこけでほとんど見えないが少し見えるのもある
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◆いちばん上には小さな祠があり、その地下には水が流れ小さな賽銭箱がありお参りして下山
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◆もう一つの観光は「続石」で駐車場から登っていくと木に寄り掛かるように巨石があり「泣石」との説明
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◆右手には「続石」があり、ここから見るとアンバランスな感じではあるが巨石が乗っているだけのように見える
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◆近づいてみると片側の石に乗っているだけでこのバランスは「本当に落ちないのか?」と心配になるようなものですが
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 いちおう下をくぐるとよいみたいなのでくぐってみる。

◆ここから釜石には釜石自動車道で行く方法もあるが銀河鉄道の夜の題材になった岩手軽便鉄道の廃線跡を見てから行く
 ことにする。 廃線跡は観光ポイントではないので道路を注意しながら進み見つけたのがこれ
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◆釜石は通過し一気に宮古まで行く。宮古にはこれも奇石の並ぶ浄土ヶ浜があり、とても美しい景色のはずですが天気が
 悪くいまいちでした。これは仕方がないですね。
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◆海岸線を少し北上すると山王岩がある。本当は遊歩道があり歩いて海岸から高さを感じるのですが震災で遊歩道の
 一部が崩れていて上の展望台からの写真にとどめた。
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◆この山王岩のある田老地区は震災の後の津波被害も大きかったところで、港の近くにあった「たろう観光ホテル」は
 下部が震災により破壊され無残な姿となっているが、震災遺構として保存されることが決まっている。
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◆そして鍾乳洞として有名な龍泉洞に行く。ここは地底湖が有名で完全な観光地となっていて駐車場もいっぱいだし
 洞内も人がいっぱいいて肝心の地底湖もちょっとしか見られないし写真も満足に撮れたのはこれだけ
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◆ちょっと欲求不満でしたが付近に「安家洞」の文字と日本最長(23km)にひかれ行ってみると観光客はほとんどいない
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◆洞内の鍾乳石は見事で写真を撮りまくったが全部は紹介できないのでいくつか紹介する。まずは猿の惑星の石筍
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◆そして大曲は狭い右カーブのところで、ほとんど観光化されていないこのような所を行く(ヘルメットかぶっています)
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◆そして横の鍾乳石にぶつからないように進むところがあり
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◆神殿と名前がついている様々な鍾乳石と石筍が並ぶ場所があり
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◆一般の案内がなくていける一番奥には一角サイと名付けられた斜めになった石筍のようなのがある
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この後は北山崎など三陸海岸の名所を見ながら移動したが天気がいまいちで写真もあまりぱっとしないので紹介はなし。
宿泊は久慈で駅に行って情報を仕入れる。
次の日は久慈駅に車をおいて北リアス線と南リアス線を単純に往復する予定でしたが時刻を確認すると乗っている時間
だけで8時間くらいあり、夏で混雑しているとの事と、天気が回復しそうという事で北山崎などを再チャレンジすること
とした。
一夜明けて天気は回復基調なのでリアス線はレンタカーで回る時でなくても可能なのでレンタカーで回るプラントして
平庭高原から北山崎を回って宿泊先の本八戸に移動することにした。 平庭高原は白樺林が有名な高原

◆駐車場に車をおいて遊歩道を歩くが、いい感じの白樺林の中に遊歩道があるけど板があちこちで踏み抜ける。この状態
 なら立ち入り禁止にしてもよさそうなのに事故があってから動く?のは行政の対応か?
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◆ここから北山崎には県道29経由の7号で移動するがしばらくは白樺林が続く
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◆北山崎は断崖の岩が続く風景で昨日よりは見通しがきく。第一展望台はすぐ近くだけど迫力が伝わらない
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◆第二展望台へは300段くらいの階段があり途中に角度によっては濃紺の海の色と荒々しい波の白さの対比が見られる
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◆第二展望台まで来ると連綿とつながる岩の断崖がはっきり見える
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◆下のほうにある2つの洞窟の穴の部分も拡大して写してみると青さが加わりいい感じ
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◆さらに500段以上の急坂の階段を降りると海岸線に出られるというので行くと先ほどの穴と同じレベルに到達
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◆上からは見えなかった割れ目のある岩もすぐ目の前にあり、波の状態で間から海水が噴出し
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◆500段+200段ほどの階段を登って駐車場に戻り付近の食堂に入り名物の生うに丼での昼食
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◆昼食後はすぐ近くの黒崎の展望台に行く。北山崎とは少し違う風景の海岸線が見える
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◆反対には宮沢賢治の「発動機船一」の碑とそのイメージの風景が広がる
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◆久慈を抜けて八戸に向かう途中に小袖の海女センターに立ち寄りおやつに「うに飯」を食べようとし注文して10分
 待ったところで、前のお客さんによそったところでご飯がなくなったので返金!と言われドリンクバーだけ只飲?
 仕方がないので外の屋台でホタテ焼きのおやつ
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海岸線を走り久慈を過ぎて種差海岸に行くが天気が悪くて満足な写真が得られずホテルにチェックイン。
ホテルは本八戸駅のすぐ近くですが、八戸の大本はこちらで東北新幹線の駅が隣駅になり、そちらを八戸駅に改名した
ので、こっちが本八戸になったとの事で、神奈川の厚木駅と本厚木駅のよう。ただ厚木は市も違うので注意ですね。

◆夕食は八戸市内の和食店で食べたがショーウィンドには刺身定食と上刺身定食の2つがあり、豪華な上を注文した
 けど出てきたのは普通の刺身定食のレベルを下回るものでちょっと
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一夜明けた最終日は三陸海岸を離れ青森県の一部を回って三沢空港からの戻りの日で、多くは山のトレッキングを行う。
最初は蔦温泉の近くの紅葉で有名な蔦沼の付近にある沼をめぐるトレッキングコース。

◆蔦沼は紅葉の風景が有名ですが緑の時期もいい感じ
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◆トレッキングコースはしっかりと整備されていて迷うことはない
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◆月沼も小さいけれどいい感じ
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◆長沼は細長い沼で、ここも紅葉の時期にはよさそう
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◆菅沼は木々に覆われていて湖畔には近づけなさそう
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蔦沼の散策を終えた後は八甲田ロープウェイで登った田茂萢湿原を散策し田茂萢岳の山頂を経由してロープウェイで戻る
予定で、散策の途中でコンビニで買ったおにぎりなどで昼食の予定。

◆ロープウェイで上がったところからのトレッキングコースは木道
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◆山頂が見えてきたあたりで道は普通の山道に変わる
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◆田茂萢湿原の全体を見渡す展望台では沼を中心とした風景が見られる
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◆山頂への登り路は急でなく階段が続く
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山頂は木々に覆われ全く視界が効かないので写真はなしで、ロープウェイ駅に戻って駐車場に戻る。ここから三沢空港に
戻る予定でしたが時間的に余裕がありそうなので計画にはなかったが山内丸山遺跡に行くことにする

◆遺跡のエリアは立派な建物になっている
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◆復元された住居があちこちに立っている
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◆一番有名な復元は大型掘立柱建物で、この大きさのものを建築機会がない時代にどのように立てたのだろうか?
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ざっと見てそんなに長い時間はつぶせそうもないので三沢空港に向かう。思ったより時間がかからず三沢空港近くに到着し
たので、すぐ近くの三沢航空博物館に立ち寄ることにする。

◆入り口近くにはライト兄弟かと思ったが、前に青森に来た時に海岸線にあったミス・ビートル号とパイロット
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◆中はYS-11を中心にした展示がいっぱいで、原理を説明する勉強の展示もいっぱい
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◆屋外展示も楽しめ、まだ現役で飛んでいるF-16も展示されている
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この三沢航空博物館は空港に隣接していてレンタカー会社にもほど近いので駐車場で荷物の入れ替えなどを終えてから
ガソリンスタンドで給油してレンタカー会社に車を返して空港へ。

◆空港では展望デッキで函館からの到着便を撮影。展望デッキは有料で↓だね
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◆19時発なので空港で夕食を食べるが、名物の「バラ焼き」定食を注文
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◆休みの混雑の最終工程なので飛行機は遅れが積み重なり30分遅れのよう。
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◆遅れたが何とか搭乗し、三沢空港の変なルートでの離陸の動画シーンを撮影

◆フライト中に地上風景を撮影しようと思ったけどいまいちで、ひたちなか市~水戸市あたりの動画はなかなかだった

◆最後は羽田空港への着陸シーンを撮影して夏休みの旅行は終了

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