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2021年11月30日 (火)

初冬の宮崎の旅(Day-2)

2日目は今回の宮崎の旅のメインの目的地を回る日。メインとして考えているのは霧島神宮と高千穂。この両者は密接な関係もあり登山も含まれるので一日プランにぴったり。
朝の8時にホテルを出発し霧島神宮に向かうが途中に有名な甌穴で有名な関之尾滝があるので立ち寄っていく。駐車場から歩いて5分くらいで見える滝は水量も多く迫力が満点で、さらに朝の時間帯は向こうから陽が射していて虹も見えた。
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そしてこの滝の上部に行く遊歩道があり、そこを歩いて上部の甌穴群へ。甌穴は小石などが流れで下の岩盤を削って丸く穴が空いたもので多数見られるが、ここの穴を移しても丸いだけなので滝方向の流れと気温差で上がる湯気を撮影。
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遊歩道をぐるっと回って再び正面から左側の岩盤と滝の水と上の甌穴を一緒に撮影してから霧島神宮に向かう。
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霧島神宮は最近に本殿が国宝に指定され非公開であった本殿が期間限定で拝観できることになったけど、その開始時期は12月に入ってからで残念ながら見る事はできないが、この後に行く高千穂の峰の近くにあったものがこちらに移った神社。その入り口の鳥居は大きくて立派でその向こうにまっすぐ参道が続く。
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参道を進み拝殿に到着。この拝殿の彫刻もすごく派手で凝っていてすごい。この霧島神宮は天照大神の命令で神々の世界である高天原から降りて来た神様が降り立ったのが高千穂であり、そこにあった神社なので後ろは高千穂になる。
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お参りを済ませて次はメインの登山。ここから20分ほどの距離に高千穂河原という場所があり、そこから高千穂の峰に登る。登ると言っても往復で3時間半の標準時間なのでそれほどきつくはないが、活火山のエリアで横を登るので警戒情報によっては立ち入り禁止になるがこの日はOK。駐車場で支度をして登山口は高千穂河原の鳥居から。
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鳥居があるのはここに霧島神宮の古宮址があり、そこに行く参道になっているからで、その参道を撮影したのがこの写真。
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しばらく行くと霧島神宮の古宮址に到着。この鳥居の先に建物があったが度重なる噴火の影響で先ほど行った場所に移されている。
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ここでお参りした後に横の道から樹林帯を登り少し開けたところで撮影したのがこの写真で、まずは正面に見えているピークを目指す。その道は左側の白い所ではなく写真の真ん中に見える岩場を登ることになる。
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その岩場は実際には岩に見える部分をそれが崩れた小石の堆積した所で小石の所は二歩登って一歩下がるという感じの難所で、途中で休憩して上を撮影したのがこの写真。
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そして同じ場所で登って来た下の方を撮影したのがこの写真で、中央に少し白く見えているのが駐車場のある場所で、そこそこ登って来たね。
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あとひと登りで到着したのが先ほど見えたピークのような場所で、その奥は現在も活動している火山の噴火口で煙が上がっている事が多いらしいが、この日はなかったが硫黄の匂いが風に乗って漂ってくる。
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そして噴火口の縁は溶岩が固まった岩が二層になっていて、その向こうにポコッと見えるピークが目的とする高千穂の峰で、そこに行くには左側の細い尾根を行く。
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そしてそこを登る登山道は馬の背と呼ばれていて左右に切り立った崖で、右に落ちると噴火口で確実に死!で左も相当に下まで止まらないので助からないでしょう。風が非常に強く難所だという事ですが、この日は風が弱く安心して登ることができた。
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そこを過ぎるたピークが背門丘と言う場所で、そこを少し下った所が広場になっていて鳥居があり、そこが霧島神宮の元宮で一番最初の霧島神宮の場所になる。
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この正面が今日の目的のピークの高千穂の峰になり、左側の登山道を登って行くことになる。ここもきつそうに感じたが登ってみると先ほどの岩場の登りよりは登りやすくピークまで来て撮影した写真がこれで高千穂の峰の石碑と鳥居と天の逆鉾を一緒に撮影。
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そしてこの高千穂の峰の一番有名な天の坂鉾を撮影。この逆鉾は坂本龍馬が引き抜いたという話があるが、今は囲まれていて近づくことはできないし霧島東神社の境内でもあるし社宝でもあります。
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ここで30分ほど軽食を食べながら景色を堪能し下山する事にする。噴火口の見える所では靄であまり見えなかった桜島も確認できたので噴火口とその向こうの桜島を一緒に撮影。
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下りの岩場は足を取られないように慎重に降りてから、登った時と違う自然探索路を通って駐車場に戻る。標準タイムだと登り2時間で下り1時間半の合計で3時間半となっていて、頂上での休憩を30分と見て4時間のスケジュールにしていたが、登りが1時間20分で下りが1時間で休憩を入れて合計で3時間で1時間余裕時間ができたので、えびの高原の三湖巡りを追加する事にした。そしてえびの高原の駐車場に到着し撮影しいたのがこの写真で活火山である硫黄山がかなりの噴煙を上げている。
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この駐車場から白紫池→六観音御池→不動池と回って戻ってくる周回コースを考えていたのだが硫黄山の活動が激しく不動池→駐車場が立ち入り禁止になっていて、周回コースではなく不動池でUターンする事になる。周回コースだと110分ですがUターンだと180分の標準時間で空港までの移動時間と飛行機の時間を考えると2時間しかなくどうしようかと考えたが、1時間だけ歩いてそこでUターンすれば良いと考え歩き出す。最初は二湖が見えるパノラマ展望台があるが、時間短縮のために白紫池に直接行く。池は静かな表面で向こうの緑が映り込んでいる。
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次の六観音御池に行く途中に硫黄山の噴煙が良く見える場所があり撮影。正面に見える山の右側には韓国岳があり駐車場から往復で3時間ほどだが途中引き返しだと後悔するので三湖めぐりにしたので写真ではカット!(笑)
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少しの登りを歩いていくと六観音御池に到着。ここは物凄く紅葉が綺麗でそれが映り込んで素晴らしい風景の場所として知られているが、紅葉には少し早かった。
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少し急いで歩いたので不動池まで来ることが出来た。この不動池は火山の噴火口に水が溜まった火口湖で丸い形をしている。
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そして、この不動池のからまっすぐに駐車場に戻るショートカットの道はすでに硫黄山の噴煙があがる地域に近く、10mくらいの所で地面から湯気が上がっていて地図ではまだまだ先が危険地帯でそのはるかに手前でこれという事は絶対に行かないほうがいいですね。
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90分のコースタイムを50分で来たのでプロテインバーを食べながら小休憩して元来た道を戻る。帰りでちょっとビビったのは急にまえに鹿さんが2頭いた事でこちらをじっと見ていたので写真を撮影し、少し歩くと森の中に逃げていった。
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帰りは下り基調の道で時間的にさらに余裕が出来たので二湖パノラマ展望台に寄り道して上から先ほど見て来た湖を観賞。最初は六観音御池。
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そして左に目を転じると白紫池で両方ともにそこそこ下に見えるので展望台まではちょっと登った事が感じられるね。
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駐車場に戻る途中の展望台で韓国岳を撮影。右に見えるピークが韓国岳でその右手の下の方には大浪池などもあり、次回来ることがあればそちらを目的にしても良さそう。
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予想外だったのはこのえびの高原から小林ICに出て高速で一気に宮崎空港に向かう予定だったが、そこに向かう道が火山警報ですべて通行止めになっていて元来た都城まで戻って高速に乗らなくてはならない事で、高速で山の横を走るのが山道を走ることになり少し焦ったが夕食時間を考えても充分なくらい余裕を持ってレンタカー会社に到着し車を返却し空港に送迎してもらう。空港についてまずは夕食。昨日の到着からコンビニおにぎりとかばかりで宮崎グルメを堪能していなかったので宮崎地鶏の炭火焼きとチキン南蛮がセットになっている定食を食べる。
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急いで食べたので少し体が熱くなったので展望デッキに行き涼みながら空港ターミナルビルを撮影。
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展望デッキで涼んだ後にセキュリティに行くとすごい混雑!宮崎空港は地方空港にしては夜の時間に各地に出発する便が多くセキュリティも待合室もいっぱい。ラウンジもJALとANAが共有ラウンジで行ったときは空席が数席だけで後から来た人は入り口のパイプ椅子で席が空くのを待つようである。人が密集していて待合室の方がまだ人の密度が低いのでドリンクを2杯ほど飲んだら早々と退散し、定刻に機内に乗り込む。ほぼ満席はここのところ見た事のない状況で金曜の最終便なのかコロナが落ち着いているのかがわからないが、混雑していてもこのままコロナが収束して欲しいね。

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